Sound Sleep Machine

小説・音楽・映画・漫画・ライブのゆるいメモとして細々と更新中。
自己満足的な感想が多いですが、コメント・トラックバックはお気軽にどうぞ〜
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
夜のピクニック
青春を謳歌したい!

自分の高校生活を思い出してしまいました。
私の通っていた高校では、歩行祭のようなイベントが
なかったので、うらやましく思いました。

全国でみると、歩行祭のような伝統ある
妙なイベントのある学校は多いようですね。

歩行祭において、ある同級生に対して賭けをしていた主人公と
その同級生、そして二人の友人の関わりによって、
とてもよい方向に物語が進んでいきます。

最後の高校生活を楽しみたい!
受験前になんとか、あの人と仲良くなりたい!
そういう思いが歩行祭というイベントで交差していました。
いろいろなタイプの人物がでてきて、ああ、クラスにこういう子いるいる!
と同意したくなりました。

映画では多部未華子ちゃんが主演ということで、
イメージにぴったりですね!
映画館でやっていた頃はあまり有名ではなかった彼女も、
いまや若手演技派女優として、頭角をあらわしていますね。
多部未華子ちゃん、あの雰囲気が大好きです。
映画も見てみようと思います。
| 小説 | 07:26 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |
僕の孤独が
 魚だとしたら、で始まる詩をもとに、
ストーリーがつむがれていきます。

複数の短編小説が時間軸を超えてつながっていく、
という伊坂氏得意のスタイルです。

今回の短編は、個人的に好みのものが多く、とても
楽しめました。

動物園は、透明ポーラーベアと似た雰囲気を感じました。
動物つながりだからかもしれませんが…
謎解きですが、どこか御伽噺のような感じもあります。

サクリファイスでは、黒澤氏大活躍。
クールに見えますが、実は情に厚い黒澤氏がかなり好きです。
何よりもスマートなのもよいです。

バンドの話も、青春っぽくて好きです。
伊坂氏はバンドをやっていたことがあるのでしょうか。
映画版の斉藤和義の歌がぴったりきていましたね。

ポテチは、重力ピエロが好きだという人はきっと好きだと思います。

私は、フィッシュストーリーが一番気に入りました。
正義の味方の人が、どうしても頭の中で藤岡弘さんのようなかた
が思い浮かんでしまったのですが。

悪いやつをばったばったと倒す姿が痛快ですね。
何も理由がないけれども、ただ、世間を騒がせたかったという理由で
犯罪をおかす人々を、伊坂氏はよく描いています。

そういう人に自分の大切な人が傷つけられるそのやるせなさ、
怒りといったものが、自分の生きている時代にとってもぴったりくるのです。

伊坂作品を若い世代に人にはぜひ読んでほしいですね。
伊坂作品を読んで何も思わなければ、もう、心が失われていますね。
| 小説 | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
偶然の音楽
今回も、スパイラルで堕ちていく主人公。

はじめは親の遺産を得たことから、仕事を辞め、
車であてもなくアメリカを彷徨う。
そのうちひょんなことから出会った相棒とポーカーで
大富豪を負かせて一攫千金を狙う。
しかし、その勝負に負け、ポーカーで負けた借金を払うために、
「壁」をひたすらに作ることになる…

読んでいて、うまくいくのかな、と思いきや、やはりうまくいかず、
どんどん悪い状況になっていきます。

主人公の心の動きの振れ幅も大きくて、それは壁を作り始めてからが
とても顕著に現れている気がしました。

あと、やはり、償いが壁をつくることというのが衝撃的でした。

場面場面で、ええっ!!と驚くことが突然起こるので、
読んでいて心臓に悪かったです。

これを夜寝る前に読んでから寝たら、意味不明な怖い夢を見たので、
昼間の明るい時間に読むことをお勧めします。
| 小説 | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
柴田元幸&村上春樹
 大家、村上春樹氏と柴田元幸氏が、若手翻訳家や柴田氏の生徒に対して
講義をしたものをまとめたもので、非常に読みやすかったです。

(一部内容が重複する部分もありましたが)

この本の中で、私が一生大切にしたい言葉に出会いました。
それは、「かけがえのない人になる」ということ。
村上春樹氏の言葉です。
自分しかできない仕事ができる、自分しか付けられない価値を
生み出すことのできる人になるということです。

ホワイトカラーワーカーは機械や世界の人にとってかわられてしまいます。
芸術面などで、他の人にはできないことができるようになっていたい、
と強く思いました。

本の内容では、お二人とも楽しんで翻訳を行っているなあということが
伝わってきました。本当に、好きじゃないとできない仕事だということが
ひしひしとわかりました。
村上春樹氏は学生時代にご自分で海外の小説を訳していたそうです。
翻訳とは、一回自分の中に物語を取り込んで、原書にいちばんぴったり
くる言葉を選んでだす、という行為だということが、あらためてわかりました。
なので、自分の色とかをだす、といかそういうのでは全くないそうです。

「サリンジャー戦記」も、キャッチャーインザライを読んでから、
読んでみたいと思います。
| 小説 | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
翻訳とは
翻訳がいったいどういうことで、それを仕事にするとはどのようなことか、
というものをきちんとまとめた書籍は少ないような気がするので、
本書は有益でした。

中でも印象的だったのが、
・翻訳とは、文化を伝えることである
・原書を自分で訳してみて、実際に出版されている訳と比べてみて、勉強する。
 翻訳学校へ行く必要はない!自分で勉強できる。
・翻訳とは、内容をインプットして、自分の言葉でアウトプットすること
・翻訳で食べていくのは大変。

ということです。

翻訳家というと、何か華やかなことを想像してしまいますが、
実際、生活は苦しく、一流にならないと生活できないとのこと。

翻訳学校へ行くという選択をする前に読んでいて本当に良かったなあと思います。
| 小説 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< October 2008 >>
+ SPONSORED LINKS
+ RECOMMEND
カイト・ランナー
カイト・ランナー (JUGEMレビュー »)
カーレド ホッセイニ
2010年に読んだ小説洋書部門ナンバーワン。読んでみてください
+ RECOMMEND
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫) (JUGEMレビュー »)
高田 郁
2010年に読んだ和書小説ではまったシリーズ。江戸好きは読んでみてください
+ RECOMMEND
さすらい記(初回限定盤)(DVD付)
さすらい記(初回限定盤)(DVD付) (JUGEMレビュー »)
ハンバート ハンバート
一番好きなバンド。心あたたまります。
+ RECOMMEND
シングルコレクション 2002-2008
シングルコレクション 2002-2008 (JUGEMレビュー »)
ハンバート ハンバート
お初なかたは過去のシングル集からどうぞ
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ These girls are so cute!
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ